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「エロマンガ先生OVA」プレミア上映会 レポート

 2019年1月16日発売の『エロマンガ先生OVA』を全額内金にて予約をした方を対象にした『エロマンガ先生OVA』プレミア上映会が、1月13日に開催された。
発売よりひと足早く、しかも大画面で映像を見られるとあって、会場に詰めかけたお客さんからは、いったいどんな内容になっているのかを楽しみにしている空気が、ひしひしと伝わってくる。

 OVAは「山田エルフのラブソング」と「和泉紗霧のファーストキス」の2話構成で、特に山田エルフがヒロインの第1話は、アニメとしてミュージカルにチャレンジしていることもあり、大画面でより迫力を感じられる内容になっていた。
一方で和泉紗霧がヒロインの第2話は、OPやED、そして内容的に、より「戻ってきた感」が感じられる仕上がりだった。上映中は、笑いが何度も起こり、シリアスなシーンではグッと見入ってしまうなど、映像に合わせて大きな反応があった。
そして上映が終わると大きな拍手が起こり、和泉紗霧役の藤田茜さんと山田エルフ役の高橋未奈美さんが登場! 2人が司会となり、そのまま和泉正宗役の松岡禎丞さん、千寿ムラマサ役の大西沙織さん、神野めぐみ役の木戸衣吹さん、高砂智恵役の石川由依さんをステージに迎える。

 まずはニコ生で放送される前に、会場限定となるネタバレありのトークコーナーが繰り広げられた。OVAを見た率直な感想として、木戸さんが「本当にみんな可愛かったです!」と言えば、松岡さんも「昨日、缶チューハイを飲みながら見ていたら、知らないうちに(1話の)EDで泣いていた」と、しみじみと語っていた。
さらに第1話でのカウントダウンをするお姉さんの声を、大西さんが当日言われて担当したという裏話なども飛び出し、ワイワイと盛り上がる
。また第2話では、風邪をひいた正宗の演技がリアルすぎるという話から、風邪をひいたときの声の出し方を松岡さんがみんなに伝授するというやり取りなどもあった。

 また、アニメ本編にあったフェチシーンがOVAにもたくさん散りばめられているということで、「1話はエルフが足の指をワキワキしているところ。2話は紗霧の靴下がずり下がっているところと熱を冷ますシートをなぜか口で剥がすところ!」と藤田さんが熱く訴えていたのも面白かった。
そのフェチが溢れているシーンはもちろんだが、ミュージカルなど、全体を通して作画のクオリティがものすごかったことに対して大西さんは「私は作画班が死んでいないか心配になりました。あんなに動かしてくれて、本当にありがとうございます!」と話していた。

 その後はニコ生で、プレミアトークショーが生中継された。こちらはまだ本編を見ていない人もいるため、ネタバレなしのトークとなったが、それぞれが作品の魅力を語っていく。

 第1話のミュージカルで注目となった歌の収録では、「ミュージカル曲は言葉のはめ方が独特で、どう感情を乗せればいいのかが難しかった」と高橋さんは語っていたし、第2話では、「智恵は尊い」と藤田さんが主張すると、「ダークホースですよね」と松岡さんが同調。
「藤田茜個人としては、智恵がお姉さんになっちゃったら仕方ないんじゃないかなと思うんですよね」とさらにゴリ押しをしていた。「一番大人な対応をしているから、見てて気持ちいい」と石川さんが語った通り、2話で空気の読める大人な対応をする智恵にも注目してほしい。

 さらにその後は、Blu-ray&DVDの開封の儀が行われた。パッケージが紗霧バージョンとエルフバージョンを自由に選択できるのと、小説やマンガも特典として付属するのだが、マンガの内容を見つつ、キャストが思わず驚く姿など、テレビショッピングに負けないくらい、購買意欲をそそるものだった。

 続いてバラエティコーナーとして、自分のお気に入りシーンをジェスチャーで表現。会場のお客さんにクオリティを評価してもらい、一番評価が低かった人がバツゲームをするというゲームコーナーを実施。
これはそれぞれごとな再現率で、ほとんどの人がどこのシーンだか理解できるものだった。
ただ会場の判定で松岡さんが罰ゲームをすることに。某テレビショッピングのモノマネをしてBlu-rayの宣伝をしていた。

 そしてネタバレ有りで、キャストがそれぞれOVAのセリフを生で披露するコーナーも実施。どのセリフも、どんなシーンで言われるのかが気になるものがセレクトされていたので、早くOVAを見たくなるものばかりだった。

  最後はキャスト全員から集まってくれた『エロマンガ先生』のファンの方、そしてニコ生を見ているファンの方へメッセージが贈られる。

「OVAは本当にかわいいが詰まっているし、伏見先生や監督のこだわりもすごく詰まっています。監督とお話する中で、いつか智恵の話もやりたいなとおっしゃってくれていたので、可能性としては智恵やめぐみやムラマサの話もあると思います!OVAが盛り上がって、次が続けばいいなと思っております」(石川由依さん)

「今日はめちゃめちゃ笑って、お腹が痛いです。たくさん見どころもしゃべったので、それを踏まえて見ると新しい発見があるんじゃないかなと思いますので、何回も見てください。私もまた神野めぐみちゃんを演じられたらいいなと思います。これからも応援よろしくお願いします」(木戸衣吹さん)

「このタイミングでOVAを出せる。本当にこの作品が大好きで応援してくださっているファンのみなさんのおかげだなと思います。作品のことを話しているときのみなさんの笑顔が、本当に作品が好きなんだなぁというのが伝わってきて嬉しかったです」(大西沙織さん)

「このメンバーでステージに立てたこと。みなさんが会場に来てくださって、OVAの発売を一緒にお祝いできたことが本当に嬉しいです。1話目でミュージカルをやらせていただいたんですけど、監督と私で『ミュージカルとかやりたいですね』って話をしていたことがあったんです。その私の夢も叶えてくれたのが『エロマンガ先生OVA』なので、これからも皆さんと一緒に、いろんな夢を叶えていけたらと思います。私もやはりこの先も見たいので、応援よろしくお願いします」(高橋未奈美さん)

「まだ今月はいっぱい『エロマンガ先生』のイベントや展示会があります。OVAがヒットして、私もその先が見たいなと思っています。それとぜひ発売後に、みなさんの感想を聞く機会がほしいなと思っているので、(スタッフに)どこかそういう場所を作ってください! 映像を見ながら皆さんが笑ってくれているのを聞いて、ああ良かったなと思いました。今回出てないキャラクターもいますけど、みんなが誰かを支えてくれているのが『エロマンガ先生』だと思うので、もっと続けたいです。なので、今後とも宜しくお願いします!」(藤田茜さん)

「『エロマンガ先生』に関しては、伏見つかさ先生の前の作品『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』に出させていただいて、まさか次に主役で出させていただくとは思っていませんでした。この作品を皆さん楽しんで見ていただいていると思うんですけど、それぞれの推しがいると思うんです。だからこそ、その先を見てみたいと思うわけじゃないですか? なのでOVAで終わってほしくないなと感じています。そういった希望を持ちつつ、まずはOVAを楽しんでほしいと思います。そして第2話は、できれば原作の8話を読んでから見ると泣けると思います! 原作とあわせて楽しんでいただければと思います」(松岡禎丞さん)

 それぞれがOVAの喜びと感謝と、この先への希望を語り終わると、最後は一丁締めで今回のイベントを締めくくった。